微妙ですが、まぁなんとか

みなさま、お元気ですか?

著作権侵害

 さて、最近起きた出来事の中間的まとめ。この案件は、これからもうひと波乱な予感ってことで、ここまであったことをちょっと書いてみます。

 以前(もう去年かな)飲み会に参加したえらい先生方の写真を撮って、それを皆様ご覧くださいみたいな感じでネットのフォルダにあげたのですが、そのときの写真が某雑誌(話がこじれたら実名出してやる決意)に無断使用されていたので、著作権侵害がある旨を某雑誌編集部にメールで知らせたことからはじまるわけです。まぁちょっとムカッとしていたので、「つきましては使用料、無断使用の慰謝料、雑誌の回収、謝罪文の掲載などについてご相談させていただきたい」なんてちょっときつい感じの文章に。そこで、掲載ページをミスるという痛恨のミスをかますわけですが(もちろん修正、ちょっとかっこわるい)、それから1週間ほどして、執筆者の謝罪文(ワード文書)添付のメールで使用料・謝礼として、金2万円(税別)でどうだというオファーが。うーん、なんか子供が万引きしたのに商品のお金払えばいいんでしょ、みたいな対応だよなぁ、となんか納得いかない感じ。だって法律違反ですもの、万引きだって商品を買い上げたからって罪が消えるわけではないですしね。あ、一応謝ってはいたか。

 そういったわけで「使用料1枚1万以上、無断使用の慰謝料5万以上、加えて撮影者のクレジットを追加し、撮影者/著作権者を明らかにするというような解決が一般的なのでは?」と返事をだすと、「当社顧問弁護士の作成にかかる合意書を取り交わしていただくことで、使用料として1枚1万円(×2)、慰謝料として5万円の計7万円を、お支払させていただきたいと思います。なお、合意書に記載する内容といたしましては、執筆者である●●先生(ここは一応伏字)に関する件も含めた合意とさせていただくこと、その他、本件に関する守秘義務等となります。」ってメールが。

 しかし本件に関する守秘義務ってなんだよ。そっちが悪いことして、なんで被害者であるボクが黙っていなければならないのか、訳がわからん。不用意に謝罪文なんかメールで送りつけちゃったので、向こうの弁護士が、それはまずいですよ、口外しないように合意文書作っておきましょう、みたいな話になったのかもって想像してはいるんですけどね。それに話がこじれたら刑事、民事での対応を考えているので、そもそも裁判になったらナイショなんて無理だし。とりあえず合意内容に守秘義務はナシね、とメールしてみました。

 著作権侵害刑事罰を科せられる際の「故意」について、著作権侵害の犯意がなければ故意にならないんじゃないかなぁというボク(法学修士だけど民事法学専攻)説、に対し、刑事法に詳しいうちの社長(法学修士で刑事法学専攻、ドクター中退、留学経験あり)の見解は、無断使用の認識があれば足りるのでは、ということで、これは警察に告発してもいいかも。そういったわけで、相手からの返事を待っているところです。

 守秘義務について合意がなければお金は払わない、といえば、たぶんこっちが引っ込むと思っているんだろうなぁ。まぁ、支払わないのであれば、7万円分のネタとして盛り上げていく決意ではありますが。

 もし民事(裁判)ってことになると、使用料・慰謝料で20万とか30万ぐらいになっちゃうみたいで(これは大出版社相手で、あんな中小出版社の場合はどうなのかはわかりませんけどね)、もちろん半分ぐらいは弁護士費用に支払わなきゃならないから、ボク自身はそれほどもうかるとは思えないですけど、雑誌編集部は恥もかくし、金銭的にもダメージが大きくなるので、早めに引いた方が身のためだとは思うんですけどね。でも、あっちが妙に強気なのは何か隠し玉を持っているからだとすれば、ちょっとそれを見てみたい気もしています。はてさて、どうなりますやら。来週は担当者が週半ばまで出張で不在らしいので、週の後半まで動きはなさそうですけど。ってか、出張中にメールチェックしないってどんな会社だよ。